本 1998
1998/12/31
「妖星伝(五) 天道の巻」半村良
「妖星伝(六) 人道の巻」半村良
「妖星伝(七) 魔道の巻」半村良
山田風太郎と菊池秀行を足したみたいで、なかなか面白かった。
地球そのものの生命相は異星の生命体によって
歪められたもので、それそのものが他の生命体へのシグナル
シグナルなのだという発想は壮大だといえましょう。
六巻から7年あいて刊行された七巻がいまひとつで残念。
1998/12/30
「妖星伝(四) 黄道の巻」半村良
1998/12/28
「妖星伝(二) 外道の巻」半村良
「妖星伝(三) 神道の巻」半村良
1998/12/24
「火車」宮部みゆき
ローンからみの戸籍収奪の話。経済的なはなしも面白いし
人物設定もよい。しかしなんといっても全編にただよう
哀感がすばらしい。
1998/12/23
「妖星伝(一) 鬼道の巻」半村良
古本市で3冊百円で購入。
鬼道のおこりの話などかなり民俗学を研究しているような。
(七)まで読むには時間がかかりそうだなー。
1998/12/23
「蕎麦ときしめん」清水義範
大昔にも読んだものだがやはり面白い。
是非名古屋圏出身者に読ませたいものだ。
1998/12/19
「テロリストのパラソル」藤原伊織
1995年乱歩賞/直木賞受賞作。文庫になったので読んでみた。
とても面白い。元ボクサー/全共闘の主人公のアル中バーテンダーや、
警官崩れのやくざ、主人公の昔の恋人の娘、等ちょっとかっこよすぎ。
でもミステリーじゃないような。
1998/12/18
「食は広州にあり」邱 永漢
戦後すぐのグルメ本。なかなかおもしろい。
中華が食べたい。
1998/12/9
「民族世界地図」浅井信雄
さまざまな民族とそれが引き起こす問題を書いた本。
なんでもっと仲よく生きていくことができないのだろう。
1998/12/5
「量子宇宙干渉機」ジェイムス・P・ホーガン
ホーガンひさびさのハードSF。おもしろい。
「創世紀機械」をホウフツとさせる大がかりな物理仕掛けがうれしい。
しかし、主人公たちがもとの世界を捨ててユートピアの異世界へ
いってしまうというオチはホーガンらしくないというか。
ホーガンだったら怪しい機械をつかって現実世界のすべての
ゴタゴタを一気に解決してしまって欲しいものだ。
1998/12/4
「地球は女で回ってる」(映画)
原題は"Destructing Harry"。「ハリーの解体」でいいと思うんだけど。
ウディ・アレンの映画を見たのは始めて。
なさけない小説家の主人公の作品世界が頻繁に挿入される
かなり変則的な構成でちょっと見にくい。
しかしウディ・アレンの映画ってみんなこんなに自虐的なんだろうか。
BGMがJazzyでいい感じ。
98/11/19
「ダイアルM」映画
妻の浮気に気付いた旦那が、妻の愛人に妻を殺させようとするが…、
というお話。
主役の女優はなかなかよい。ストーリーも波乱にとんでいて面白い
のだが、結局なにが言いたいのか、よくわからない。うーむ。
疑問なのは、あの超高級アパートの鍵と、返り討ちにあった
殺し屋のアパートの鍵が、同じ種類だと言うことがあるだろうか?
ということと、侵入口である勝手口のすぐそばにあった鍵を
なぜ警察が見逃したのか、ということだ。
「リーサルウェッポン4」映画
白人刑事と黒人刑事のコンビ。典型的なアメリカのりの馬鹿映画。
すごく金はかかっていそう。こんなものにそんな金かけるなよ。
カンフー野郎がいまいち弱いのが残念。
98/11/7
「Deep Impact」映画
隕石による絶滅物。3つのストーリーがいり交じってしまっていて
印象が散慢。でもまあ面白かったといえるでしょう。
最後にちょっと泣かされたし。
宇宙でのCGは、映像がというよりは動きにリアリティがなくて興ざめ。
「ゴジラ」
ハリウッド版。UAで見る。吹替えは今だかつてちょっと経験したことのない出来。
伝説の「渡辺徹/大場久美子のスターウォーズ」をはるかに下回り、
「荻野目洋子のみゆき」に迫る出来であったといえよう。
吹き替えのひどさを差し引いても映画としてひどい出来だったような。
ポリネシアで生まれたゴジラがパナマを歩いて渡ってNYにいくというだけでも
相当な無理が。
後半の子ゴジラとの戦いは、「ロストワールド」と見分けがつかない。
CGでこういうのが作れるのはもう分ったから、もっとちゃんと作ってくれ。
あと、ミサイル避けるようじゃゴジラじゃないよね。ゴジラの強さは
全日(全日本プロレス)的な強さなんだから、
攻撃は全部胸で受け止めないと、胸で。
最後のたまごのシーンもありがちすぎて興ざめ以外の何者でもない。
1998/10/31
「影技 1-3」
アニメ化もされているコミック。絵がごちゃごちゃしていて読みにくい。
「武技言語」や「呪符」の設定は面白いけどストーリーは単調。
魔法・武技以外の世界観がいまいち不明なところも気になる。
「ジオブリーダーズ 1-4」
やはりコミック。対化け猫「ゴーストスイーパー」。
絵が安定していないのでキャラの見分けが。等身も安定しないし。
化け猫が磁性情報体だったり、お札で4面を囲ってフロッピーに
封じるとか、設定は面白い。ただ、やはり絵がみにくくて、
特にアクションシーンではなにがおきてるのかわからない。
かなり一貫して伏線をはっているので、
ストーリー的にはこれからもりあがるのか。先が読みたい。
1998/10/24
「聖と呪力の人類学」佐々木宏幹
シャーマンと祭司の別、憑霊を憑入、憑着、憑感に分類するなど、
なかなか示唆ぶかい。が、ほぼ同じ内容の論文が多いし、
まだ仕事の途中という感の論文も多い。もう一つ。
1998/10/20
「花きゃべつ・ひよこまめ 1-12」篠有紀子
ほのぼのご家族まんが。実際にリカのような奥さんがいたら大変だろう。
雑種犬の「オニイチャン」がよい。
熊井もいいな。でもしあわせになっちゃったからなー。
連載は終了してしまったようで残念。
1998/10/12
「アド・バード」椎名誠
Advertising bird の略。一種の終末世界もの。「地球の長い午後」のような。
なかなかガジェットが凝っているんだけど、
いまいち生かしきれていないような。
椎名誠の作品は「怪しい探検隊」しか読んだことがなくって
「豚汁とカレーの違いは、最後に味噌を入れるかルーを入れるかの違いだ」
というのが印象的だったんだけど、こういうSFも書くんだー。
1998/10/6
「凍月」グレッグ・ベア
タイトルがいい。原題"HEADS"を凍月(いてづき)だもんな。
原題の身も蓋もなさも結構アレだが。
絶対零度を作るというネタと、冷凍の死体から記憶を取り出すというネタ
で一見ハードSFだがじつはジュブナイルか。
久しぶりにこんな薄い(240ページ)本を読んだ。楽でいいな
1998/9/26
「塗仏の宴 宴の始末」京極夏彦
あいかわらずとてもよいのだが、なんか超人が沢山出てきてしまって
ちょっと。そういうのがあまりないのがよい所だったんだけどな。
しかしあんな超人的な黒幕を出してしまったら、今後のシリーズ展開が
大変だろうとおもうのだが。逆に楽になるのか?
1998/9/14
「レディ・ジョーカー」高村薫
毒物入りウーロン茶事件のモデルになったとも言われる企業ミステリー。
大作。異様なまでの細部の書き込みが、これといった動機のない犯行を
リアルに感じさせる。息詰るような閉塞感。
ラストシーンの老人とヨウちゃんの対比はなにを意味するのか。
1998/9/9
「幻色江戸ごよみ」宮部みゆき
時代物の短編集。哀感漂う秀作ぞろいですばらしい。
「神無月」の酒屋と岡っ引きは「初ものがたり」
を思わせるが、同じ人たちなんだろうか。
1998/9/7
「幻影の覇王 群竜武闘伝III」高千穂遥
格闘技もの。この手のモノのなかではなかなか面白いシリーズだった。
やくざが絡んでしまうあたりが、飢狼伝には劣るか。
柔術や骨法など、技法のセレクションが面白い。
1998/9/6
「内なる宇宙」J.P.ホーガン
「星を継ぐもの」3部作の続編。3部作を読んだのが十数年前なので、
アレだけど、今一つ。エント人のアイディアは面白いけど、
ちょっと?無理があるし。やっぱり政治臭いし。
もうそういう人なのかな。
1998/8/13
「先生!」1-5 河原和音 (マーガレットコミックス)
古典的なネタで気恥かしいがなかなかよい。ときどき出る落書き風の絵がグッド。
ちゃんとキレイに終わるといいな。
1998/8/13
「絶対音感」最相葉月
絶対音感という能力と音楽との関連について書かれた本。
戦時中に防空に利用しようとした話や、日本での教育法が
特殊化している話など興味深い。
結局、あった方がいいけど、あるだけではダメで、
やっぱり音楽は心だよね、
という話になってしまう辺り喰い足りないと言えば喰い足りないか。
最後の一章が五嶋みどり一家の話になっている。音楽は修羅の道よのう。
1998/8/13
「伝説の船」ジョディ・リンナイ
マキャフリーの歌う船シリーズの「魔法の船」の続編。
魔法の船で共著だったジョディ・リンナイが単独で書いている。
あまりにご都合主義的でなんかいまいち。ご都合主義は好きなんだけど
ここまでくるとちょっと。玉蛙やグリフィンは面白いんだけど。
やっぱりこのシリーズは「歌う船」が一番だな。
1998/7/23
「トンデモノストラダムス本の世界」山本弘
さまざまなノストラダムス本を評論した本。
いやーいろんな本があるんですねー。奥が深い。
1998/7/19
「ティターン」ジョン・ヴァーリィ
続編を先に入手してしまっていたので、
前からさがしていたんですが、最近再販されたみたい。
主人公がシロッコという名前で某アニメを髣髴とさせますが、女性です。
いわゆる生体巨大宇宙船がでてくるのですが、
さすがにジョン・ヴァーリィでかなりひねりが入っていてよいです。
なかなか面白かった。続編「ウィザード」も楽しみ。
1998/7/5
「ざ・ちぇんじ!」氷室冴子
大学受験時の古典対策に必須、とまで言われていた本を、なぜ今。
なかなか面白い。脳が休まる。
1998/6/28
「暗黒星雲のかなたに」アイザック・アシモフ
「宇宙の小石」アイザック・アシモフ
前者が銀河帝国勃興期、後者はもう少し後という設定。
両方ともまあ面白いんだけどやはり古さ(と安易さ)は否めない。
特に、両方とも女性が出てきて恋愛が絡むけど、
その辺のディテールの甘さといったらもう。
「暗黒星雲のかなたに」の反乱惑星の場所の落ちは
セカンドファウンデーションの落ちを髣髴とさせるかも。
「宇宙の小石」の方は地球人の宇宙進出という方向にいくあたり
「鋼鉄都市」に似ているか。
1998/6/25
「赤の女王 性とヒトの進化」マット・リドレー
性淘汰に関する話。性というシステムが寄生虫に対抗するための
システムだという話などとても興味深い。
後半の人間の性差に関する議論はかなり危ない議論だけど
客観性を保ちながら書いていてよいです。
「チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」塩野七生
マキャベリの「君主論」のモデルであるチェーザレ・ボルジア
の話。伝記でも物語でもない独特の書き口がいいですね。
1998/6/10
「「変化の風」アイザック・アシモフ
わりに後期の短編集。いまいちかな。
1998/5/31
「鋼鉄都市」アイザック・アシモフ
イライジャ・ベイリのでてくる3部作の1。
とてもよい。ファウンデーションシリーズの4,5との
整合性も結構ちゃんととれていて、おどろき。
「はだかの太陽」アイザック・アシモフ
イライジャ・ベイリのでてくる3部作の2。
ミステリとして読むと、あまりにもちゃちなトリックなんだけど、
楽しめてしまうのは、やはりアシモフの語り口と、
人類に対する信頼がここちよいからなのだろうか。
1998/5/30
「涅槃の王 巻の結 神獣変化・覚者降臨編」夢枕漠
シッタルーダが覚を得る部分がなかなか迫力がある。
面白かった。しかしソーマのチャクラのはなし
キマイラでの話と矛盾してないか?
1998/5/29
「平成講釈 安部晴明伝」夢枕漠
安部晴明の少年時代の話。「陰陽師」とはまた別。
講釈本をベースにしていて、語り口もそんな感じ
になっているんだけど、ちょっと練りきれていないかな。
1998/5/28
「快楽主義の哲学」渋澤龍彦
名前だけは良く聞いていたこの人、この本が初めてだったのですが、
ぬるい、ぬるすぎる、この程度か!とか思っていたら、
あとがきによればこの本は例外的なお子様向けの本らしい。
そのうち他のも読んでみよう。
1998/5/27
「涅槃の王 巻の弐 神獣変化・霊水編」夢枕漠
いつもどおり。
1998/5/26
「クララ白書 パート2」氷室冴子
へいわ。
1998/5/25
「ロボットの時代」アイザック・アシモフ
「われはロボット」の続きにあたるロボット短編集。
とてもよい。「おきにめすことうけあい」がとくに。
「夜明けのロボット」アイザック・アシモフ
「鋼鉄都市」「裸の太陽」に続くロボット長編ものの3。
やっぱアシモフ良いわ。しかし、「鋼鉄都市」も「裸の太陽」も
内容完全に忘れとる。もう一度読みなおしてみよう。
1998/5/24
「混沌の城」夢枕漠
夢枕漠お得意「螺旋系」の伝奇物。
文庫になっていたから買ってしまったが、いまいちだなー。
1998/5/23
「幻の動物たち」ジャン=ジャック バルロワ
ネッシーとかヒバゴンとかそのへんの動物のうわさを集めて
一応それが何なのかを考えてみるという本。
いまいち。ネッシーが水棲哺乳類だといわれてもなー。
1998/5/14
「ニワトリの歯」スティーブン・J・グルード
進化論関係のエッセイ集。結構古い本の文庫化(ハヤカワ)。
こういう良い本を文庫化してくれるのは助かるなー。
「パンダの親指」「ダーウィン以来」の続き。
話題も興味深いけど、何より科学と社会とのかかわりに対する
作者の態度が毅然としていてすばらしい。
1998/5/11
「日本の伝説」柳田国男
各地に伝わる伝説を分類して体系化したもの。
体系化のもとにある思想を良く理解していないので、
強引に思えるものもあるけど面白いっす。
1998/5/8
「クララ白書」氷室冴子
のどか。
1998/4/30
「涅槃の王 巻の壱 神獣変化」夢枕貘
まあまあ。今後に期待。
1998/4/27
「結婚しないかもしれない症候群 男性版」谷村志穂
バブル絶頂期に書かれた「結婚しないかもしれない症候群」の続編、
というか男性版。前作から6年経ってるんだけど、そのあいだに前作で
出てきた人の過半数(2人以外)が結婚した、という話には、おどろいたというか、
安心したと言うか。
「キマイラ胎蔵変」
「キマイラ金剛変」 夢枕漠
キマイラシリーズ 11,12。おもしろいんだけど話が進まないんだよー。
1998/4/24
「名誉のかけら」L. M. ビジョルド
シリーズものになっているマイルズの父親と母親の話し。
おもしろい。と思うんだけど、なんでこの人の作品すきなのか
自分でも良くわからない。ストーリーはともかくすごくよくかけている
と思う。おすすめ。
「Mr. Bean」映画
うーむ、笑えん。笑えんよこれは。売れないと思うな日本では。
特に絵のくだりはMr. Zeroを呼んでくれって感じ。
1998/4/6
「キマイラ独覚変」夢枕漠
キマイラ・吼 の10。
1998/3/31
「キマイラ鳳凰変」
「キマイラ狂仏変」夢枕漠
キマイラ・吼 の8,9。
1998/3/30
「塗仏の宴 宴の支度」京極夏彦
いやあいかわらず、すばらしーですね。
情景の描写や間の取り方など絶妙。
今回は最後の1章をのぞいて短篇としても読めますね。
でも最後のがアレなので、次が読みたいー。いつになるんだろう。
きっと、今回の各章の仕掛けが全部きちんと収束してくれるんだろうなー。
楽しみ楽しみ。
#しかしこんなところでサルイカという単語が見れるとは。
1998/3/28
「キマイラ飢狼変」夢枕漠
「キマイラ魔王変」夢枕漠
「キマイラ菩薩変」夢枕漠
「キマイラ如来変」夢枕漠
「キマイラ涅槃変」夢枕漠
キマイラ・吼 の3,4,5,6,7。
一巻完結のシリーズものだと思っていたんですが、
実は長編なのね。でもここまで読んでも本質的な謎が
ぜんぜん解決してないんですけどー。
1998/3/26
「まどろみ消去」森博嗣
森博嗣初の短編集。なんか難解?な話が多くてわからん。
平均的にはいまいちといえましょう。
同じ著者の一連の長編の主人公の西之園萌絵がでてくる短編も
2編含まれている。ちなみに古本屋で100円/3冊で購入。
1998/3/25
「キマイラ朧変」夢枕漠
キマイラ・吼 の2
2まで読んでも、全然バックグラウンドがわからん。おそるべし。
1998/3/23
「Shall we ダンス?」ビデオ
ビデオを借りてみてしまった。よいじゃないですか。とても。
主役の役所広司の雰囲気が「うなぎ」のそれとほとんど同じ
なので、だぶってしまって何でしたが。
竹中直人はいいなー。やっぱこういう怪しい役をやらせないと。
98の宣伝はぜんぜん魅力を引き出せてないよなー。
あと、草刈民代はすばらしいですねー。
絵になるというかなんと言うか。
「時をかける少女」の原田知世なみにすばらしい。
1998/3/19
「源氏物語」与謝野晶子訳
一年近くかかってしまった。訳が読みにくいのも原因の一つか。
「あさき夢見し」を先に読んでなかったらしんどかっただろう。
思ったのは「あさき夢見し」が非常に良く書けているということ。
相当読みこなしているよなー。あなどれん。
しかし、宇治十帖は全くしり切れとんぼで終わっているような。
続編が書けそう。
「幻獣少年キマイラ」夢枕漠
キマイラ吼シリーズの1。
1時間かからなかった。シンプルでいいやね。
しかし、キマイラってキメラでしょ?どこがキメラなの?
続きを読めば分るのだろうか。
1998/3/13
「ファウンデーションの序曲」アイザック・アシモフ
ファウンデーションシリーズの6。 といっても時間軸的には最初の話し。
おもしろい。やはりアシモフはこうでなくちゃ。
こうなると4,5の続きが読みたかったなー。
1,2,3を読んだのは高校時代だし、ロボットものを読んだのもずいぶん
昔なので、また読み直してみよう。
1998/3/9
「ファウンデーションと地球」
「ファウンデーションの彼方へ」 アイザック・アシモフ
銀河帝国の興亡シリーズ4と5。なんかいまいちー。駿馬も老いては、という感じ。
ロボットシリーズとつながって世界感が完結してよかったけど、
小説としてみるとあちこち唐突で場当たり的だよなー。
ガイアやらギャラクシアやらの概念をアシモフは肯定していたのだろうか。
なんか、らしくなくて信じられない。
1998/3/2
「ループ」 鈴木光司
「リング」/「らせん」とよんだけど、3部作なのに1作ごとに
作風がちがう。ひょっとしたらこの作者奥が深いのかも。
ちょっと無茶なテクノロジが出てくるのが気になるけど、
これもとても面白かった。
リング/らせんに対してまた別な意味でメタな話しになっているあたりすごい。
でも個人的には「リング」がベストかな。
1998/2/24
「雑居時代」氷室冴子
なぜいまごろ、とお思いでしょうが、ひとから借りたので。
かるくていーねー。
1998/2/23
「らせん」 鈴木光司
「リング」の続編なんだけど、単なる続編じゃなくて
一種のメタのような構造になっている。
いやーすばらしい。はやりものを馬鹿にしちゃいかんな。
パラサイトイブは糞つまんないと思ったのに、どうしてこちらが
許せてしまうのかわからないけど、構想も非常に緻密だし、
展開が2転3転するあたりも完全に計算されている感じ。
「飢狼伝10」夢枕漠
もはや収拾つかず。1ミリも終りに向かって進んでない。
どういう落ちをつけるつもりなんだーーーー。
1998/2/22
「リング」 鈴木光司
はやりものと言うことで読むの抵抗があったんですが、
文庫になったということで読んでみました。かなりいい。
相当にコワイです。割に薄くて2時間で読めるし、おすすめ。
さて次は「らせん」か。
1998/2/12
「陰陽師 飛天ノ巻」夢枕漠
陰陽師の2巻。いつも通り。
2巻分も一気に読むといまいち。
やはり忘れた頃にときどき読むようにしないと。
1998/2/11
「きらきらひかる」江國香織
ホモのだんなとアル中の妻の恋愛小説。
なかなか。
1998/2/10
「陰陽師 付喪神ノ巻」夢枕漠
陰陽師の3巻、らしい。2巻読んでないや。探さねば。
いつも通りの陰陽師。
付喪神出てこないんですけど。
1998/2/8
「Independence day」(映画)
うーむ、ばか。でもここまでコテコテにやられるとちょっとうれしい。
月の質量の1/4のUFOを静止衛星軌道で爆発させて、
地球は大丈夫なのだろうか?心配。
MIBとみた後の感覚が似ているような気がする。
そういえば黒人パイロットはMIBの主人公と同じ役者か?
「The agent」(映画)
トムクルーズ主演の、スポーツ選手のエージェントが主人公の映画。
これもこてこてという気がしないでもないが、なかなかよかった。
ぽーっとしたヒロインがなかなか。
「うなぎ」(映画)
途中一部寝てしまったのでちゃんとは見てない。
全体の雰囲気がなんというか邦画らしくてとてもよい。
この辺が審査員に受けたんだろうなー。
結構濡れ場が多いのが以外だった。子供と一緒には見れないかも。